この記事では、ターミナルを使ってVueプロジェクトをローカルに構築する方法を、ステップごとに丁寧に解説します。Vue CLIではなく、Viteベースの最新の構築方法を取り上げ、依存関係の管理や開発サーバーの起動まで一通りの流れを紹介します。
Node.jsの確認
まず、Node.jsがインストールされているかを確認します。以下のコマンドをターミナルで実行してください。
node -v
バージョン番号が表示されればOKです。Node.jsがインストールされていない場合は、公式サイトからインストールしておきましょう。
Vueプロジェクトの作成
次に、ViteベースでVueプロジェクトを作成します。
npm create vue@latest
機能の選択
コマンド実行後、以下のように対話形式で質問されます。
- プロジェクト名を入力
- 必要な機能(TypeScript, Vue Router, Pinia など)をスペースキーで選択
必要な機能を選んだら、エンターキーを押して進みます。
プロジェクトディレクトリへ移動
プロジェクトが作成されたら、次のコマンドでそのディレクトリに移動します。
cd プロジェクト名
依存関係のインストール
続いて、依存パッケージをインストールします。
npm install
この操作で node_modules フォルダが生成され、ViteやVueなどの必要なライブラリが導入されます。
開発サーバーの起動
開発サーバーを起動するには以下のコマンドを使用します。
npm run dev
ブラウザで http://localhost:5173
などが開かれ、Vueアプリが表示されます。もし 「vite が見つかりません」 というエラーが出る場合は、viteが依存関係に含まれていないか、npm install
を忘れている可能性があります。
機能の後付け
もしプロジェクト作成時に機能を選ばなかった場合でも、後から追加可能です。例として、Vue Router と Pinia を追加するコマンドはこちらです。
npm install vue-router pinia
さいごにまとめ
Vueプロジェクトの開発環境を構築する際は、以下の流れで作業を進めるのが基本です。
- Node.jsのバージョン確認
npm create vue@latest
によるプロジェクト作成- 対話形式での機能選択
- 依存関係のインストール
npm run dev
での開発サーバー起動- 機能の追加も後から柔軟に対応可能
構築にあたっては、コマンドの打ち間違いや依存関係の不足に注意しながら、確実に一つずつ手順を進めましょう。